2019年03月19日

平成31年度愛知県公立高校入試合格発表の日に。

平成31年度愛知県公立高校入試合格発表の日に。 平成最後の愛知県公立高校入試合格発表日。

朝の9時から教室に待機し、電話をじっと見つめる。

どうか全員の明るい声が聞こえますように。
中3になってからの生徒たちの様子を自己採点表を見ながら一人ひとり思い返す。

2月の私立高校入試後、ずっとずっと落ち着かない毎日。
入試日の3月7日が刻々と迫り、やっておいてほしいことを伝え続ける日々。
これまでに後悔はない。でも、、

生徒たちの緊張の糸が切れる。
「がんばれ!!やり抜こう!!!」
ストレスがピークになってきている。
「気持ちわかるよ!」
小さなことにイライラし、くだらないことが無性に笑える。
「落ち着いて!絶対大丈夫」
顔つきもこわばっている。
「…。」
生まれて初めて自分の力で自分の進路を掴む。
怖いに決まっているし、努力しているからこそ怖い。
私も緊張と責任から講師たちへの指示が檄になる。

すべてはこの合格発表日から繋がる大学受験のために。
すべてはここから始まる自分の人生を努力の中で掴むために。
全力受験の経験をさせたい。

試験が終わってから1週間。
もう入試結果に対してできることは拝むことだけ。
普段は不精な私もこの時ばかりは毎日お仏壇に手を合わせる。

一番に電話が鳴ったのは10時08分。
発表開始後すぐにかかってくる電話はいい知らせ。
「先生!第1志望受かりました♪本当に嬉しいです!良かったです!」
一生懸命頑張ってきたことを信じたこの子は私立入試後志望校を一つ上にあげた。私立の第1志望は不合格だった。だから本命の公立は妥協したくなかったし、きっと自分を信じたかった。願書を提出した後の2週間は本当に怖かったと思う。報われた!良かった。

次はお母様からのLINE報告。
「サクラサク!」
「やる気スイッチを押してくださり、ありがとうございました!!!」
12月には行ける所でいい、学校見学に行ってすごく楽しそうだったから本当に行きたい。と、安全な高校を志望していた。この子もまた頑張れる自分に気づいた時、志望を1つ上げた。A日程ではこれまでの過去問や模試でとったことの無いひどい点数になってしまった。でもひるまなかった。自分はやれると知ったこの子はB日程までの3日間で社会を全範囲やり直した。そして掴んだ合格。いやもっともっともっと価値あるものを掴んだ。良かった。


10時40分ごろ
笑顔で塾に入ってきた子。でもその笑顔は晴れやかではない。
「だめでした」
申し訳ない気持ちばかり溢れ、万が一の時はと用意していたかける言葉が声にならない。
私立入試でも第1志望をとらせてあげられなかった。
その時は、公立入試へ気持ちを向かせることだけに集中した。
「不合格は、悪いことをしたわけじゃない。何も悪いことはしていないんだよ。」でもこの子は自分を信じて応援してくれた親に申し訳ないと涙を浮かべていた。
お母様にお詫びを伝えると、「本当に鹿島塾で黒川校で良かった。ここまでこの子がやれたのは黒川校と先生方のおかげです」と労ってくださった。このお母様の愛とお優しさがこの子の今の笑顔になっていると思うと自分の力の無さが心から悔やまれる。
公立高校入試が迫り、プレッシャーを和らげるためお母様から私立への進学も構わないという話をすると、「まだ諦めてないから!」と返事が返ってきたそう。合格通知を掴ませてあげられなかった私はだめだけど、この子自身はやはり価値あるものを掴んだと信じたい。

その後、順に報告の電話が鳴り、登塾があり、

12時が過ぎた。
もう全員、結果はわかっているはず。
でもまだ連絡が来ない子が残っている。

家に電話をかけても不在。
お母様にLINEをする。
すぐにお電話をくださった。
「だめでしたけど、ここまでにしてくださって、本当に感謝しています。」いや、だからこそ合格で真の自信をつけてあげたかった。
入塾面談の時、1日の学習時間を約束しようとするとこの子は「15分が限界です」といった。塾の宿題は学年×10×1.1の88分。全然足りない。。。宿題の約束ができないこの子の入塾を許すべきかどうか。翌日家では15分も出来ないと自習に来た。難なく1時間勉強することができた。この事実に1番驚いているのはこの子自身だった。そのまま続けてテスト週間に入り、劇的なランクアップを果たした。受験期もさぼってきた過去を取り戻そうと懸命に勉強した。無駄な時間は過ごせないと常に何をすべきかアドバイスを求めていた。
この子を担当した講師には、高校入試で合格できなかった過去があった。難関公立校を受験し2校の不合格。私立の特進に進学した。この経験が現役で国公立大学合格を掴む原動力になった。自身の経験をこの子に話し、苦手としていた英語を得点源になるまで引き上げた。講師のいろいろな話を聞き、15分しか勉強したくなかったこの子は大学へ行くことを決めた。図らずも高校入試では同じ結果を掴むことになってしまった。
3時過ぎに一人で塾に来てくれた。
友達に一人で行きたいと言ってきたらしい。
彼が来たのは結果の報告だけが目的ではなかった。
「いつから勉強を始めればいいですか?」
「入学までに何をしておけばいいですか?」
「何を使えばいいですか?」
「進学する高校でどのくらいの位置にいれば大学に合格できますか?」
入試結果を受け止め、初めて「もっと早くから勉強しておけばよかった」とつぶやいた。だから次こそは。

一人ひとり成長があり、本当に価値あるものを掴んでいた。

私はどうだろう。
かれこれ10数回この日を迎えた。
彼らのように私も価値あるものを掴めているだろうか。
彼らの努力に匹敵する努力ができているだろうか。
ただ一心に生徒たちと向き合っていきたい。
生徒たちは皆、もう前を向いている。
これから始まる新しい世界に期待と不安を持ちながら前を向いている。

これで私の今年度入試の振り返りはおわり。
今ここに通ってくれているすべての生徒のために成長を誓い、高校受験生・大学受験生を支えよう。反省だけなら猿でもできる。

これまでご理解ばかりいただきました保護者の皆様。大切なお子様を鹿島塾に預けてくださりありがとうございました。引き続き、次の目標に向け、全力で全身全霊で指導してまいります。一つだけ。高校入試を期に塾を一旦辞められる皆さま、今の大学受験は昔とは本当に違います。私立大学の滑り止めも今や中堅大学です。滑り止めと言える大学を探す方が難しいです。大学受験は高1が最も重要です。様子を見ていたら絶対に間に合いません。環境の変化に疲れ、勉強習慣が乱れる子が4月は多いです。しかしやる子はやっています。このたった1か月の差を埋めるのに1年以上かかります。どうか波に乗るまでは、塾の継続をさせてください。環境と個々への指導があれば高校レベルの学習習慣が維持できます。今年も大学受験も見てきた私が言うのだから間違いありません。そして指導するのは最近の入試を経験し合格を掴んだ講師です。お子様を近くで的確に支えます。後に逆転合格狙うのではなく、とりあえず様子を見るのではなく、口酸っぱくちゃんとやりなさいと声をかけるのではなく、環境を準備していただきたいと切に願います。





『可能性は誰にでもあるということ、努力すればできるようになる』ということを生徒たちに知ってもらいたい。
そして…さらに上を目指して頑張っていってほしい!!

『 先生たちも頑張るよ!!
  いっしょに頑張るぞ!!  』

『可能性は誰にでもあるということ、努力すればできるようになる』ということを生徒たちに知ってもらいたい。
そして…さらに上を目指して頑張っていってほしい!!

『 先生たちも頑張るよ!!
  いっしょに頑張るぞ!!  』



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